大学

何のために大学へ行くのか。 何のために大学に通っているのか。 雨が降っているのに1限から必修の授業が入っている日。曇天で気が重いのに電車が遅延していたり、運転を見合わせている日。1限から5限まで授業に出た後にバイトへ行く途中の電車。なんでもない…

素敵な夢を

終わらぬ夢を見ていたかったのに。 夢。夢って、なんだろう。 夢は 儚い。 儚 という字は「人」という字と「夢」という字で出来ている。 「夢」という字からは「未来」とか「希望」とか、そういった類の明るい印象を受けやすい気がする。 しかし、そこに「人…

永遠

明日地球が滅ぶとしたら あなたは何をして過ごしますか…? 時折、こういう質問を見かける。 たしかに明日、地球上の「全て」が「無く」なる、という想像し難い状況下で何をするのか、どうやって1日を過ごそうか、と思いを巡らせるのは楽しい。 明日、全てが…

新年度

新年度が始まった。 濁った瞳で澄んだ空を見上げて、深呼吸をする。今日は何をして過ごそうか。 変わるもの。変わらないもの。 何かの始まりは何かの終わりであり、それでいて長い長い人生のほんの一瞬に過ぎない。 刹那。 生まれ出づるものも、散りゆくもの…

数字

"1+1"はいくつなのか。 たぶん、数学的には 1+1=2 だし、そんなこと下手したら真冬でも半袖短パンで走り回ってる幼稚園児によく似たお猿さんでもわかるかもしれない。 でも、いつも 1+1=2 になるとは限らない、っていう幼稚園児と厨二病の狭間みたいなこ…

私立文系仮面二浪雑文

※この物語はフィクションです 気がついたら3月の頭だった。 1年間、つけ続けてきた日記も、残すところ1ヶ月になってしまった。ここ数年、日記の残りのページが薄くなっていく寂寥感を、何度味わったことだろう。 自分のナレーションで進む1年の物語も、クラ…